富山県のお墓は地上納骨方式が主流!お墓にかかる費用や清掃方法などを解説
- お墓
富山県ではどんなお墓が一般的なの?費用は?そう悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。
地上納骨方式が主流の富山県では、お墓の平均価格は約140万円。
お墓の価格帯は幅が広いので選ぶのが大変ですが、この記事では富山のお墓の価格だけでなく特徴なども解説しています。
この記事を読めば、理想のお墓を見つけやすくなるでしょう。
また、お墓を購入したあとの清掃方法も併せて紹介しています。ぜひ参考にしてください。
目次
富山県のお墓にはどんな特徴がある?
富山県のお墓は雨や雪の日が多い気候を踏まえ、昭和の時代からお墓の内部に水が浸入しにくいように、また湿気が充満しないようにつくられてきました。
ちなみに、富山県以外のほとんどの地域のお墓は、地下に納骨室があります。
地下に納骨室があると雨水が納骨室に侵入しやすくなるので、骨壺が雨水に浸かってしまう恐れがあります。
そういった理由で、雨や雪の日が多い富山県は地上に納骨室があるお墓が主流です。
富山県は地上納骨方式が主流
富山県のお墓の主流は気候に合わせて地上納骨方式です。地上納骨方式のお墓は納骨棺の構造によって、3つの工法に区分されます。
- 胴抜き工法
- 柱型工法
- ドン付け合わせ工法
ではこの3つの工法について、詳しく解説します。
胴抜き工法
お墓を長持ちさせる胴抜き工法は、弊社山岡石材店でも取り入れている工法です。
胴抜き一体構造は、1 個の石をロの字型にくり抜くことにより継ぎ目をなくし、扉の内側にある「水返し」によってすき間からの水の浸透を防ぎます。
他の構造は経年劣化によってつなぎ目からの水が浸入する恐れがありますが、胴抜き工法はつなぎ目はないので、そのような心配はありません。また、耐震性においても、ねじれ等に対する耐性が格段に強い構造となります。
柱型工法
切り込みの入った柱を四隅に建て、その切り込みに壁になる部分の石を上からはめ込んで建てる工法です。
石材を使う量が少なく済むので安く出来上がりますが、板石の厚さが薄いので耐震補強ができません。そのため、近い将来修理が必要になるかもしれません。
ドン付け合わせ工法
石と石を強力な接着力のあるボンドで接着して建てる工法です。
一度接着したら剥がれないように接着しますが、どうしてもつなぎ目ができるので、将来絶対に万全という保証がありません。
全国的には地下納骨方式が多い
富山県は地上納骨方式が主流ですが、全国的には地下納骨方式が主流です。
納骨方式の傾向について下記の表にまとめました。
納骨方式 | 大きさ | 石材量 | 地震対策 | 納骨スペース |
地上納骨方式 | 大きい | 多い | 難しい | 広い |
地下納骨方式 | 小さい | 少ない | 容易 | 狭い |
また、富山県は雨や雪の日が多い北陸三県の中でもお墓が大きい県で有名です。さらに、県東部に行くほど大きなお墓が多く見られます。
この納骨方式の違いによってお墓の大きさが変わり、使う石材量に影響し、最終的には価格に影響してきます。
地下納骨方式の方が全国的には主流なので、お墓関連の本やネット上などの資料は地下納骨方式に関しての情報の方が多いのが現状です。
お墓にかかる費用
お墓にかかる主な費用は、墓石費用は当然ですが、その他に永代使用料や墓地の管理費用などがあります。
- 永代使用料
- 墓地の管理費用
- 墓石費用
ではこの3つの費用について詳しく解説します。
永代使用料
永代使用料とは、お墓の土地を使用する権利を得るためにかかる費用です。
具体的には、お墓を購入するときに墓地の所有者である霊園や寺院から永代使用権を取得するために支払う費用のことです。
永代使用料は、「土地使用権を所有する」だけであって、「土地を所有する」というわけではありません。ですので固定資産税の対象外となっています。
継承者(使用名義人)が変わったとしても、変更手続きをすれば永代に渡って使用できます。
永代供養との違い
「永代使用料」と似た言葉に、「永代供養料」があります。
永代使用とは、さきほど説明したようにお墓の土地を継承者がいる限り永代に渡って使用できる権利です。永代使用料は、墓地を使用するための費用のことです。
一方永代供養料は、霊園や寺院に永代に渡って遺骨を供養し管理してもらうためにかかる費用です。
お墓は霊園や寺院が永代に渡って管理してくれるので、子孫がお墓を継承する必要がありません。そのため、身寄りのない方や子供がいない方が永代供養を利用することが多いです。
墓地の管理費用
墓地の管理費用は、永代使用権を購入してから毎年支払う必要があります。
墓地にある施設の維持管理に必要な費用なので、墓石が設置されていない場合でも支払う必要があります。
墓石費用
墓石を建てるのにかかる費用は、墓石の本体価格、外柵(※1)費用、施工費を合算した費用になります。
墓石の本体価格は、石の種類や使用量、加工費が主になります。中でも石の種類が価格に大きく影響します。外国産の石材は国産よりも安価になります。(※2)
◇石の種類・・・石質(色・硬度)・等級・採掘量・産出地によります。近年は、国内の産出量が減少していることから、安価な外国産石材が約50%の割合まで使われています。
山岡石材店が使用している紀山石は、吸水率が低く耐久性に優れた高級石材です。
◇石の使用量・・・使用する石材量に比例して費用がかかります。
◇加工費・・・オリジナリティが高いデザインや、技巧を凝らした細かい加工が多いデザインは手間がかかるため、高価になることもあります。
◇施工費・・・お墓を建立する工事費を指します。山間部や傾斜地などの施工や運搬がしにくい霊園や墓地は費用がかさみやすいです。
山岡石材店は原石の採掘から加工・施工・販売までの全てを自社で行う一貫体制なので、お客様のご希望に細やかに対応させていただきます。お墓をお求めでしたら、ぜひ山岡石材店にお問い合わせください。
※1 隣接する墓所との境界をはっきりさせるために墓地の周りを囲む外枠
※2 近年では為替の影響もあり、外国産材の価格も国産材とさほど変わらなくなっています。
デザインや種類を決める
富山県のお墓は、富山県西部と東部、さらに、和型と洋型で大きく4つのタイプに分かれます。
また、山岡石材店では、和型・洋型をミックスしたデザインのお墓もご用意しております。
さらに、従来のお墓にとらわれないデザイン性の高いお墓もご用意いたします。ご家族様の想いが詰まった唯一無二のカタチとして、いかがでしょうか。
ペットのお墓もある
山岡石材店は、「一緒に暮らしたペットとともに眠りたい」という多くのお客様の声から生まれた、「Withペット(ペットと一緒に入れるお墓)」もご用意しております。
ペットのご供養をお考えの方は、山岡石材店にお問い合わせください。
お墓を清掃する手順とポイント
ここからはお墓を清掃する手順とポイントについて解説します。
お墓の清掃は、先祖供養の中で最も大切なことのひとつです。そのため、お墓は定期的に適切な方法で清掃しましょう。お墓参りのときなどにお墓の清掃をするときの参考にしてください。
①お墓の周囲を清掃する
まずお墓の周囲を清掃します。雑草を除去したり、落ち葉を集めたりし、玉砂利が泥で汚れていれば水洗いもしましょう。
②墓石を水洗いする
墓石を水洗いするときは、雑巾(タオル)やスポンジに水を含ませて洗います。墓石にコケがついていれば、毛先の柔らかいブラシを使って取り除きましょう。
また、墓誌や塔婆立ても水洗いしましょう。
③拭き上げ作業を行う
水洗いが終わったら、乾いたタオルを使ってお墓に残った水気を優しく丁寧に拭き取りましょう。
お墓の清掃に行けないときは代行サービスの活用を
お墓の清掃になかなか行けない方は、お墓清掃の代行サービスを専門とした業者に依頼するというのもひとつの方法です。
代行サービスの料金は各社で異なりますが、15,000~20,000円が相場です。お墓が大きいと追加料金が発生することがあるので、事前に確認しましょう。
まとめ
今回は富山県のお墓について解説しました。
富山県のお墓は、雨や雪の日が多い富山県の気候を踏まえ地上納骨方式が主流です。
お墓の価格は、石の種類、墓石の大きさ、形やデザイン、工法で大きく変化します。
山岡石材店は、図面から基礎工事、施工まで全て一貫施工なので、お客様のご希望に細やかに対応させていただきます。お墓をお求めでしたら、お気軽にご相談ください。
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