【2024年最新】お彼岸のお墓参り、いつ行けばいい?時期やマナーは?
- 風習
お盆やお彼岸は、故人を偲ぶ大切な行事です。お彼岸の中でも、良い日取りや時間帯があるのをご存知ですか?
本記事では、お彼岸のお墓参りに適した時期や良い日取り、時間帯について解説します。
また、お墓参りでの服装やマナーも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
お彼岸にお墓参りする意味
お彼岸は、仏教の思想に基づいた行事であり、春分の日と秋分の日の前後3日間を指します。
この時期は、太陽が真西に沈むため、現世と死者の世界が最も近づく日であるとされています。そのため、お墓参りをして先祖を偲び、供養するようになりました。
お彼岸にお墓参りする理由
具体的には、以下の理由が挙げられます。
先祖の霊を供養する
お彼岸は、先祖の霊が帰ってくる時期であると考えられており、お墓参りをして先祖の霊を供養します。供養することで、先祖の霊を慰め、冥福を祈ります。
先祖の教えを継承する
お墓参りを通じて先祖の教えや生き方を思い出し、今後も継承していきたいという想いを再認識できる機会でもあります。
家族の絆を深める
お墓参りは家族が集まって故人を偲ぶ機会であり、お墓参りを通して家族の絆をより深められます。
このように、お彼岸にお墓参りをする理由は、先祖の霊を供養すること、先祖の教えを継承すること、家族の絆を深めることが挙げられます。
お彼岸のお墓参りの時期
お彼岸は、春分の日と秋分の日を中日(ちゅうにち)とした前後3日間、計7日間を指します。
お墓参りは、お彼岸のどの日に行っても構いません。しかし、一般的には、中日である春分の日や秋分の日に訪れる人が多いようです。
以下でお彼岸のお墓参りの時期について分かりやすくご説明します。
時間帯
お墓参りに行く時間帯は、基本的にルールはありませんが、
朝の清浄な空気で「邪気を祓う」とされる午前中が好ましいです。
また、お墓参りはどこかへ行った帰りなどの「ながら参り」ではなく、「お墓参りを目的」として出かける意味でも午前中が良いとされています。
とはいえ、いくつか予定が重なる場合もあることから、近年では午後のお参りでも問題ないという考え方に変わってきています。
夜間は寺院や霊園が利用できないところが多く、夜道は砂利道や石階段など昼に比べて足元も注意が必要なため、出来るだけ16時までには済ませるようにしましょう。
六曜
六曜とは、民間信仰でその日の吉凶を占うようになったものです。
六曜は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つに分かれており、以下でお墓参りの時期をふまえて解説していきます。
六曜は「縁起を担ぐ」という要素が強いことから、慶事に積極的に取り入れられることが多いかもしれません。
しかし、お葬式や法事、お墓参りの場合は無理に六曜に合わせる必要はありません。
ご親族や友人が集まれる日取りを優先してください。
また、仏滅に関しては「縁起が良い」と捉える地域もあり、別れという悪いものを断ち切る意味合いで敢えて仏滅を選ぶケースもあります。
春のお彼岸六曜
春のお彼岸は春分の日を中日(ちゅうにち)とし、前後3日間を含めた7日間です。2024年の春のお彼岸は、3月17日(日)〜23日(土)です。
3月19日(火)が大安のため、もし六曜を気にされる方と一緒に行く際はこの日を選ぶといいでしょう。また、3月17日(日)の午後もしくは3月21日(水)の午前中でも構いません。
秋のお彼岸六曜
秋のお彼岸は秋分の日を中日(ちゅうにち)とし、前後3日間を含めた7日間です。2024年の秋のお彼岸は、9月19日(木)〜25日(水)です。
9月24(火)が大安のため、もし六曜を気にされる方と一緒に行く際はこの日を選ぶといいでしょう。また、9月20日(金)の午前中もしくは9月22日(日)の午後でも構いません。
お墓参りの時期に行かないとダメ?
必ずしもお盆やお彼岸に行かなければいけないものではありません。お墓参りは基本的にいつ行っても良いので、都合が合う日程に調整するか、ご自宅で故人様やご先祖様を偲んで手を合わせてみてはいかがでしょうか。
大切なのは「供養する気持ち」です。
お彼岸のお墓参りのお供えマナー
お墓参りのお供え物には、特に決まりはありません。故人様の好みのものや、お供えしてあげたいものを用意しましょう。
傾向として、仏教ではお供え物として「五供」が重視されています。五供とは、「香・花・灯明・飲食・浄水」の総称で、それぞれが線香・供花・ローソク・仏飯・水を示しています。
具体的には、以下のようなものがよく選ばれます。
- 線香:故人様・ご先祖様の冥福を祈る
- 供花:故人様・ご先祖様の魂を慰める
- ローソク:故人様・ご先祖様の道を照らす
- フルーツや菓子:故人様・ご先祖様が好んだものや、縁起の良いもの
- 水:仏様の好物
食べ物をお供えする場合は、お参りする方たちでその場で食べても構いません。お参りが終わったら花以外は持ち帰りましょう。食べ物をそのまま残しておくと腐って悪臭を発し、カラスや猫などの獣害に荒らされる原因になります。
お墓参りの服装マナー
お墓参りの服装に明確な決まりはありませんが、周囲の人が不快にならないような装いをするのがマナーです。
お墓参りに適した服装を目的ごとに以下で紹介します。どんな服装にしようか迷った際は、お墓参りに行く目的と報告したいことも考慮するといいでしょう。
普段のお墓参り
普段のお墓参りでは掃除することを考え、動きやすく汚れてもいい服装にするといいでしょう。ジーパンやスニーカー、トレーナーなど、普段着でも問題ありません。
節目や報告を兼ねたお墓参り
入学・卒業、成人式、就職や結婚など、人生の節目における報告を兼ねたお墓参りでは、自分がどんな立場で何を報告したいのかを考えると服装を選びやすいですよ。
入学であれば制服、成人の日であれば振り袖姿でもいいでしょう。原則として華美な服装はNGですが、成長した姿を故人様やご先祖様に見せるという意味からマナー違反にはなりません。
婚約・結婚の報告でお墓参りへ行く場合は、ジャケットを羽織ったり、スーツなど、ややフォーマルな服装で行けば、きちんとした印象になります。
法要や法要後のお墓参り
法要やお盆などの特別な機会では、礼服(喪服)を着用するのが一般的です。地域や立場によって慣習が異なる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
まとめ
お墓参りに適した時期は、お盆と春と秋のお彼岸です。
特に春のお彼岸は、雪解け後の墓掃除、秋のお彼岸は夏に生い茂った草木を刈り取るのに適した時期となります。
しかし、お盆やお彼岸に限らず思い立ったときにお墓参りに行ってもいいのです。
感謝の気持ちを忘れずお墓参りができたなら、きっと故人様やご先祖様も喜んでくれることでしょう。
「お墓をまとめたい」「墓じまいを検討している」など、お墓や葬儀に関してお困りの場合はお気軽に山岡石材までご相談ください。
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