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春のお彼岸2025年はいつ?日程、やるべきこと・やってはいけないこと

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春彼岸 富山県

春の訪れを感じる頃、ご先祖様を偲び、感謝の気持ちを伝える大切な期間が始まります。それが春のお彼岸です。

本記事では、2025年の春彼岸はいつからいつまでなのか、何をするべきか、また、知っておきたい注意点などを詳しく解説いたします。

目次
春のお彼岸とは?その意味と由来
春のお彼岸の期間は?2025年の日程
春のお彼岸にすること|供養と伝統行事
お彼岸にやってはいけないこと|注意点
よくある質問:お彼岸に関する疑問を解消
春のお彼岸をより充実させる方法

春のお彼岸とは?その意味と由来

樹木葬 福井県

春のお彼岸は、古くから日本独自の文化として深く根付き、時代を超えて大切に受け継がれてきた伝統的な年中行事のひとつです。

では、お彼岸とは具体的にどのような意味を持ち、どのような由来があるのでしょうか。以下で詳しく見ていきましょう。

”お彼岸”の基本的な意味

お彼岸は年に2回、春と秋に訪れる仏教行事です。

仏教の世界観では、私たちが生きるこの世を「此岸(しがん)」、悟りの世界を「彼岸(ひがん)」と呼びます。お彼岸の期間は、此岸と彼岸が最も近づく時とされ、ご先祖様への供養を通じて、自らの心を静め、感謝の気持ちを新たにする大切な機会とされています。

ご先祖様を偲び、冥福を祈ることで、自身の心の安寧を願う期間とも言えるでしょう。

春と秋のお彼岸の違い

春のお彼岸と秋のお彼岸は、どちらもご先祖様を供養する大切な期間であることに変わりはありません。

しかし、中日となる日が異なるため、それに伴いお供え物や過ごし方にも若干の違いが見られます。

  • 中日: 春のお彼岸は「春分の日」、秋のお彼岸は「秋分の日」

春と秋のお彼岸は、中日となる日や気候、それに伴うお供え物などに若干の違いが見られますが、ご先祖様を供養するという根本的な意味は同じです。

お彼岸の由来と歴史

「お彼岸」とは「岸の向こう」を意味し、サンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」の漢訳「到彼岸(とうひがん)」に由来します。

お彼岸の期間は此岸と彼岸が最も近づく時期とされ、ご先祖様を供養することで、自らの心も彼岸へと近づけようとします。

この思想は仏教伝来とともに日本に伝わり、先祖崇拝の文化と融合してお彼岸という行事になりました。

長い年月を経て、お彼岸は日本人の生活文化に深く根付いた行事となっています。

春のお彼岸の期間は?2025年の日程

春彼岸 富山県

春のお彼岸は、毎年春分の日の前後7日間と定められています。

では、2025年は具体的にいつからいつまでが春のお彼岸となるのでしょうか。ここでは、2025年の春彼岸の日程と、期間中の中日となる春分の日について詳しく解説いたします。

2025年の春彼岸の日程

2025年の春分の日は3月20日(木)です。春のお彼岸は、この春分の日を中日として、その前後の3日間、合計7日間となります。
したがって、2025年の春のお彼岸は、3月17日(月)から3月23日(日)までとなります。この期間中、ご先祖様を偲び、供養を行うのが一般的です。

春のお彼岸の中日はいつ?

春のお彼岸の中日は”春分の日”です。

春分の日とは、太陽が黄道(太陽の通り道)上の春分点を通過する日を指し、天文学的に定められます。この日は、昼と夜の長さがほぼ等しくなることから、自然界のバランスが整う日と考えられてきました。

この特別な日に、ご先祖様を偲び、供養を行うことは、私たち自身の心の平穏にも繋がるとされています。2025年の春分の日は、3月20日(木)です。

春のお彼岸にすること|供養と伝統行事

お墓 リフォーム

ご先祖様を偲び、感謝の気持ちを伝える大切な期間である春彼岸には、さまざまな供養や伝統行事が行われます。ここでは、春のお彼岸にすべきこと、そしてその意味について詳しく解説します。

仏壇・仏具・お墓の掃除

お彼岸を迎えるにあたり、日頃の感謝を込めて、仏壇や仏具、そしてお墓を丁寧に掃除することは大切な供養のひとつです。

仏壇は、毛払いなどでほこりを払い、乾いた布で丁寧に拭きます。仏具も同様に、素材に合った方法で清掃しましょう。

お墓は雑草を取り除き、墓石を水洗いするなどして綺麗にします。清掃を通して、ご先祖様への感謝の気持ちを表し、心清らかにお彼岸を迎える準備を整えましょう。

お墓の清掃について詳しくは「お墓掃除の基本からプロのテクニックまで徹底解説! 富山の墓石は山岡石材店」の記事で確認ください。

お供え物の準備(花・食べ物)

お彼岸には、ご先祖様への供養としてさまざまなお供え物を準備します。花は、故人が好きだった花や、季節の花などを供えるのが一般的です。春のお彼岸には、菜の花やチューリップなど、春らしい花々がよく選ばれます。

食べ物としては、ぼたもちが代表的です。その他、果物やお菓子などもお供えします。故人の好物をお供えすることで、より一層供養の気持ちが伝わるでしょう。

お墓参りの花について、詳しくは「お墓参りに適した花とは?おすすめの花と選び方ガイド」の記事でご確認ください。

必ず訪れたい”お墓参り”

お彼岸だからといって、必ずお墓参りに行かなければならないわけではありません。
しかし、ご先祖様を偲び、感謝を伝える良い機会であることは確かです。

お墓参りに行くことは、故人の思い出を語り合ったり、家族の絆を深めたりする良い機会となります。ご先祖様を大切に思う気持ちは、世代を超えて受け継がれていくものです。

お彼岸には、心を込めてお墓参りを行い、ご先祖様と家族の繋がりを大切にしてみてはいかがでしょうか。

法要(彼岸会)

お寺では、お彼岸の期間中に「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれる法要が執り行われることがあります。これは、僧侶が読経を、参列者が焼香などを行うことで、ご先祖様を供養するものです。彼岸会に参加することで、仏教の教えに触れ、供養の意味を改めて深く考える機会となるでしょう。

お寺によっては、彼岸会の日程や内容が異なる場合がありますので、事前に問い合わせて確認することをお勧めします。

お彼岸にやってはいけないこと|注意点

お彼岸だからといって、厳密に「やってはいけないこと」はほとんどありません。お彼岸は喪に服す期間ではなく、ご先祖様を供養し、感謝の気持ちを表す期間です。そのため、基本的には普段と変わらぬ生活を送って問題ありません。

ただし、お彼岸の本来の意味合いを考慮すると、いくつか配慮しておきたい点があります。

  • 慶事(結婚式など): お彼岸の時期に結婚式などの慶事を行うことを、好まない年配の方もいらっしゃいます。お彼岸はご先祖様を偲ぶ期間であるため、華やかな行事は避ける傾向があるためです。
  • 神事(お宮参り、地鎮祭など): 古くから、仏事と神事を一緒に行わないという考え方があります。地域やご家庭の考え方によって異なるため、一概には言えません。
  • 派手な行動: お彼岸は、ご先祖様を偲び、心を静かに落ち着ける期間です。あまりにも派手な行動や騒がしい行為は、控えた方が良いでしょう。

重要なのは、ご先祖様を供養する気持ちを大切にすることです。

周囲の方々や故人、ご先祖様のことを考えた行動を心掛けることで、より良いお彼岸を過ごせるでしょう。

よくある質問:お彼岸に関する疑問を解消

お彼岸について、よく寄せられる質問をまとめました。お彼岸とお盆の違い、宗派や地域ごとの違い、服装マナーなど、よくある疑問にお答えします。

Q.お彼岸とお盆の違いは?

お彼岸とお盆の大きな違いは”目的”です。
お彼岸は、此岸(私たちの世界)と彼岸(悟りの世界)が近づく時期に、ご先祖様を供養する期間。一方、お盆は、ご先祖様の霊がこの世に帰ってくると考えられ、お迎えし共に過ごす期間です。

お彼岸は「供養」、お盆は「迎え」と考えると分かりやすいでしょう。

Q.宗派ごとのお彼岸の違いは?

お彼岸の基本的な供養(お墓参りなど)は多くの宗派で共通です。しかし、お彼岸の捉え方や具体的な供養の方法には、宗派ごとの教えに基づいた違いが見られます。

特に大きな違いは浄土真宗です。浄土真宗では、亡くなった方は阿弥陀如来の力によって浄土へ往生すると考えるため、修行の概念がありません。

お墓参りは行いますが、ご先祖様を通して阿弥陀如来に感謝するという意味合いが強いです。

Q.お彼岸に地域差はある?

お供え物や風習など、お彼岸の過ごし方には地域差が見られます。例えば、お供え物や、お墓参りの時期、彼岸会の内容などが異なる場合があります。地元の風習に従うのが基本です。

Q.初彼岸とは?すべきことはある?

故人が亡くなってから初めて迎えるお彼岸を初彼岸といいます。初彼岸だからといって、特に何か特別なことをする必要はありませんが、ご家族や親族が集まり、故人を偲び、丁寧に供養することが多いです。故人の好きだった食べ物やお花をお供えしたり、思い出話などを語り合ったりすることで、故人を偲びましょう。

Q.お彼岸の服装マナーとは?

お彼岸のお墓参りや法要に参加する際の服装は、基本的には平服で構いません。ただし、ご先祖様を供養する場であることを考慮し、派手な服装や露出の多い服装は避け、落ち着いた服装を心掛けることが大切です。

春のお彼岸をより充実させる方法

お墓 石川

春のお彼岸を、より心豊かに過ごすためには、どのようなことを心掛ければ良いでしょうか。

お墓参りを通してご先祖様を偲ぶことはもちろん大切ですが、お墓そのものの状態にも気を配ることで、より一層供養の気持ちが深まることでしょう。

春のお彼岸をより充実させるために、事前に霊園・墓地・お墓の様子を見て、清掃や整備を行うことをお勧めします。長年の風雨で汚れてしまった墓石を綺麗にしたり、周囲の雑草を取り除いたりすることで、気持ちよくご先祖様をお迎えできます。

年に一度の春彼岸を、より素敵な期間にしませんか?

お墓の修理やリフォーム、クリーニング等でお悩みの方は、ぜひ山岡石材店へお気軽にお問い合わせください。

春のお彼岸は心をつなぐ大切さ

春のお彼岸は、ご先祖様を偲び、感謝の気持ちを伝えるとともに、家族や親族との絆を深める大切な機会です。お墓参りや仏壇のお手入れを通して、ご先祖様との繋がりを改めて感じ、心を静かに落ち着ける時間を持つことは、私たち自身の心の安寧にも繋がります。

2025年の春のお彼岸は、3月17日から23日までの7日間です。この期間を、ご家族と過ごしたり、ご先祖様に思いを馳せたりする、心豊かな時間として過ごしてみてはいかがでしょうか。

お墓のことでお困りの際は、ぜひ山岡石材店にご相談ください。皆様の心と大切なご先祖様との繋がりを、末永く守るお手伝いをさせていただきます。

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