ペットのお墓はどうする?供養や納骨方法とお墓・霊園の種類
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家族の一員として一緒に過ごしてきたペットも、いずれお別れするときが訪れます。
きちんと供養したいけれど、どんな方法があるのか、ペットのお墓はどんな種類があるのか、最近の葬儀事情はよく分からないといった方も多いでしょう。
本記事では、供養方法やお墓の種類について分かりやすくご説明します。
目次
ペットの供養方法
ペット供養には、ご自宅やペット霊園などさまざまな方法があります。
以下では、ペットの供養方法を7つに分けてご紹介します。
それぞれのメリットや注意点を参考にしながら、納得する方法を選んでみてください。
ご自宅のお庭で供養(一戸建て)
一戸建てにお住まいの方は、ペットを自宅で供養するケースも多いです。供養する方法として、ペットの遺骨を庭に埋葬する方法が一般的です。
ただし、庭に埋葬する際は以下2点を注意することをおすすめします。
ご自宅で供養する際の注意点
- 水はけのよい場所を選ぶ
- 地面の下にガスや水道の管が通っていないか確認する
遺骨は、土に還ることで自然に帰ります。水はけのよい場所を選び、湿気や虫害などの対策にも注意しましょう。
また、大型ペットの場合はペット霊園などで火葬を依頼することをおすすめします。
ご自宅のベランダや仏壇で供養(集合住宅)
集合住宅にお住まいの方は、庭やスペースがないために、ペットの遺骨を自宅で供養するケースが多いです。
集合自宅で供養する方法として、下記2つの方法が一般的です。
- ペット用の仏壇で供養する
- 手元供養する
一戸建てや集合自宅で供養するメリット
- いつでも手を合わせられる
- 費用を抑えられる
ご自宅にペットのお墓があれば、いつでも手を合わせられます。この点は一戸建ても集合住宅も共通してメリットといえるでしょう。
ペット霊園で供養(霊園に管理を一任)
ペット霊園で供養する場合、ペットの遺骨を霊園に納骨して、霊園が管理してくれます。ペット霊園には、個別墓地や合同墓地などがあります。
納骨堂で供養
納骨堂は、仏教寺院や公営墓地などにある遺骨を納める施設です。納骨堂には、個別墓地や合同墓地などがあります。
ペット霊園や納骨堂で供養するメリット
- 遺骨の管理が不要
- 節目ごとに法要や供養会に参加できる
遺骨の管理を任せられる点は、ペット霊園や納骨堂で供養する最大のメリットといえます。
遺骨の管理には、場所選び、遺骨の埋葬やお墓の建立、お墓の掃除など、さまざまな手間がかかりますが、これらの手間や心配が解消できます。
また、霊園によっては、遺骨の永代供養も行っているので、飼い主が亡くなった後も、遺骨を大切に供養してもらえますよ。
一緒のお墓で供養
近年、ペットと飼い主が一緒のお墓で供養されるケースが増えています。これは、ペットと飼い主の絆が深まり、ペットも家族の一員として捉えられるようになってきていることの表れといえるでしょう。
しかし、都市部では対応している霊園もありますが地方ではまだまだ少ないのが現状です。
そのため、ペットと一緒にお墓に入りたい場合は、受け入れている霊園を事前に調べておくことをおすすめします。
一緒のお墓で供養するメリット
- 亡くなった後もペットと一緒にいられる安心感
- お墓参りが1ヵ所にまとめられる
お墓を建てないその他の方法
ペットの供養方法には、お墓を建てる方法のほか、自然散骨や樹木葬など、特定の場所に遺骨を置かない方法もあります。
自然散骨
自然散骨は、お骨を粉末状にして、海や山、川などの自然の中に撒く供養方法です。維持費がかからず、参拝の手間もかからないことから、近年注目されています。
具体的な散骨場所は、海や山、川、湖、森林など、自由に選ぶことが可能です。ただし、散骨場所によっては、市区町村の条例で規制されている場合があるので注意が必要です。
樹木葬
樹木葬は、墓石をもたない代わりに遺骨を埋葬したところに樹木や草花を植えて供養する方法です。
樹木葬は、ペット霊園や一般の霊園で受け付けている場合があります。また、ご自宅の庭や山林など、好きな場所で樹木葬が行えます。
メリット
- 維持費がかからない
- 参拝の手間が少ない
- 埋葬スペースをとらない
- 費用が安い
自身のご希望やライフスタイルに合わせて、最適な供養方法を選びましょう。
自然葬をご検討中の方は「自然葬とは?「自然に還りたい」という希望が叶う葬送方法について解説」をご覧ください。
ペットと一緒にお墓に入れるお墓の種類
一般墓
一般墓とは、人間用のお墓のことです。管理規約でペットの納骨を許可している霊園であれば、ペットと一緒に納骨できます。
墓石については、洋風のものやペットの姿をあしらったものなど、比較的自由なものが多いのが特徴です。山岡石材店では、柔軟にご要望をお承っておりますのでお気軽にご相談ください。
永代供養墓
主に、樹木葬や納骨堂がこれに当てはまります。
樹木葬
墓石がない代わりに、ネームプレートや石板などを設置できる場合もあります。希望する場合は、霊園に確認してみることをおすすめします。
樹木葬について詳しく知りたい方は「自然葬とは?「自然に還りたい」という希望が叶う葬送方法について解説」をご覧ください。
納骨堂
ペットと一緒に入れる納骨堂は、樹木葬と同様に、宗教を問わないものが多く、ペット霊園や一般の霊園でも増えてきています。
納骨堂では、墓地とは異なり、ペットの納骨を認めているお寺もあります。希望する場合は、事前にお寺に問い合わせましょう。
ペットのお墓の種類
ペットのお墓の種類には、大きく分けて「墓石を設けるもの」と「墓石を設けないもの」の2つあります。
ご家庭のライフスタイルに合わせて最適なお墓を選びましょう。
墓石タイプ
墓石タイプはペットのお墓のなかで最も一般的な供養方法で、ご自宅の庭や霊園で供養を行う場合などに利用されます。
人間の墓石と同じように、墓石を建てて遺骨を納める方法です。墓石には、ペットの名前や日付、飼い主からのメッセージなどを彫刻することが可能です。
仏壇タイプ
仏壇タイプは、仏壇に遺骨を納める方法です。仏壇には、ペットの名前やお気に入りの写真などを飾れるため、こちらの方法も人気です。
仏壇タイプは、ペットの遺骨をご自宅で供養したい方や、費用を抑えたい方におすすめの供養方法です。ペット用の仏壇を活用したり、自身で手作りの仏壇を用意したりすることで、ペットとの思い出を大切にしながら、心を込めて供養できるでしょう。
ステージタイプ
ステージタイプは、仏壇とは異なり、シンプルな台に遺骨や写真を飾る供養方法です。扉や引き出しがないため、いつでもペットの遺骨を見られます。
また、ステージタイプは、墓石タイプや仏壇タイプに比べて、自由なデザインや形で作れる
といえます。
ペットの個性や家族の好みに合わせて、オリジナルのステージを作ることでより温かみのある空間になるでしょう。
家族が納得するペット供養を
家族の一員として過ごしてきた大切なペットを亡くし、落胆する気持ちは痛いほど分かります。だからこそ、家族みんなが納得する方法できちんと供養してあげましょう。
ペットのお墓には、さまざまな種類があります。家族みんなの意見を尊重し、費用や管理方法などを考慮しながら最適な方法を選びましょう。
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